1.5キロの並木道など計画スタート
「日本の桜がベトナムを彩る」 ビンディン省に設置される桜並木

特定非営利活動法人日越堺友好協会の加藤均理事長は、ベトナムのビンディン省ヴィンタン県ヴィンソン群に桜の新名所を開発中であることを発表しました。
私達は、これまで、日本の伝統・文化をベトナムにも発信したいとの想いから様々な交流事業を行ってきました。公益財団法人日本花の会・花と緑の研究所 研究員・樹木医 西山正大氏も加藤均理事長とともにベトナムを訪れ、桜開花にむけた調査研究も行った。昨年末には、交流事業の一環として、日本の桜200本の苗木をベトナムに植え、見事に開花しています。
今回計画されている観光区画開発の中では、併設するリゾート施設や公園を整備する中、これらに沿った1.5キロに渡る桜の並木道が目玉となっています。植栽される品種は、「大島桜」や「大寒桜」などであり、いずれもベトナムでの気候及び土壌適正などが認められています。また、並木道には、桜の下に紫陽花を植えるなど、桜のシーズン以外にも観賞を楽しむことができるようになっています。
加藤均理事長は「日本とベトナムでは気候や土壌が違うことから、桜の品種選定などには困難が多くありましたが、ようやく植栽事業としての形になってきました。今後は、同所の広場や公園にも桜を植えることで、花見や『桜まつり(仮称)』などを皆様が楽しめるように開発を拡大する予定となっております」と述べ、交流事業拡大への更なる意欲を見せました。