両国の友情の証として、日本の伝統・文化をベトナムに紹介する桜の植栽活動は、特定非営利活動法人日越堺友好協会(加藤均理事長)とビンディン省の交流事業の一環として続けられています。
昨年末、想いが実りその蕾がようやく開花した。ベトナムでは日本の桜が生育している地域はあるものの、健全な生育ではなく何とか生存しているといった状況であるものもみられる。気候条件など生育環境の違いから、品種によっては生育自体が困難であるとされています。
ベトナムにおいて桜を栽培する場合には、水捌けが良く肥沃な土壌を整備し、低温要求が少ない品種を選ぶこととなるため、同協会は「日本花の会」との連携の下、ベトナムから技術者を日本に派遣及びその栽培技術を提供し、日本の桜およそ200種類の中から「大島桜」や「大寒桜」、「大漁桜」など5種類を選定し200本の苗木を植えた。今後は、2000本の植栽を目指し、ベトナムで花見を楽しめる規模まで拡大する計画です。