交流の蕾 ベトナムで花開く

ベトナムで開花した日本桜の蕾

両国の友情の証として、日本の伝統・文化をベトナムに紹介する桜の植栽活動は、特定非営利活動法人日越堺友好協会(加藤均理事長)とビンディン省の交流事業の一環として続けられています。
 昨年末、想いが実りその蕾がようやく開花した。ベトナムでは日本の桜が生育している地域はあるものの、健全な生育ではなく何とか生存しているといった状況であるものもみられる。気候条件など生育環境の違いから、品種によっては生育自体が困難であるとされています。
 ベトナムにおいて桜を栽培する場合には、水捌けが良く肥沃な土壌を整備し、低温要求が少ない品種を選ぶこととなるため、同協会は「日本花の会」との連携の下、ベトナムから技術者を日本に派遣及びその栽培技術を提供し、日本の桜およそ200種類の中から「大島桜」や「大寒桜」、「大漁桜」など5種類を選定し200本の苗木を植えた。今後は、2000本の植栽を目指し、ベトナムで花見を楽しめる規模まで拡大する計画です。

ビンディン省で堺地産の水処理技術を展開 株式会社サニコン 株式会社アクリート

堺市を拠点とするサニコングループでは、この2月14日、ベトナム国ビンディン省に、「サニコンビンディンベトナム有限会社」を設立。
 地元CONSTRUCTION JOINT STOCK COMPANY47(CC47、総合建築業・ホテル業)による、自社所有ホテルでの安全な水供給の願いから、ホテルにある井戸からの水を飲料出来るレベルにまで浄化する事業検討が一つの切っ掛けでありました。
 更にはもう一つの切っ掛けは、地元環境を守りつつ、省の発展に真摯に取り組むビンディン省の方々との出会いでありました。元副知事のハー氏は、ビンディン省への訪問初期から熱心にわが社に協力し、堺地産の水処理技術をビンディン省へ導く径を開いて下さった。また省の各局、各部署の方々からも会社設立には適切な指導、助言を下さり、ベトナム国のどの省よりも早く、迅速適切な対応は、まさに地元発展に真剣に取り組む姿の賜物であり、本当に早期に会社設立を実現して下さいました。
 そして何より、これらの切っ掛けをまとめていただき、真に真心から協力いただいた加藤均総合事務所 加藤均会長には心から感謝申し上げます。
サニコングループ社是、繁栄の基礎は『信用』にあり 信用は『確実』な運営に自ずから生まれる 仕事を支配する『実践』の態度と気魄は発展の近径なり すでに作られた道を歩みよりも道なき道を行き新たな道をつけよ
ビンディン省への展開は、この社是を真に表すものであります。
 地道に確実に運営するところに、多くの方々と出会い、信用、協力に支えられ、大きな切っ掛けを頂きました。堺地産の実践の取り組みは、ビンディン省への事業展開の近径を開き、更にベトナムの豊かな環境を守りつつ、未来に展開していく地元の発展に貢献、協力していく新しい道を繋ぐものとなりました。
 5月にはCC47のシーガルホテルでは水道の水を飲用に使用することが出来ます。
 更に私たちの現地オーダーメイドの技術提供により、これからのビンディン省から発信し、ベトナム国での安全で安心な水事業の展開をもって、堺市地産の経験に基づき地元貢献の実現に望みます。
株式会社アクリート
    技術部 加藤 剛