日越外交関係樹立50周年 記念コンサート

「時を越え 友好の和を未来へ」

フェニーチェ堺で開催された日越外交関係樹立50周年記念コンサート

4月6日、日越外交関係樹立50周年を記念したコンサート「時を越え 友好の和を未来へ」がフェニーチェ堺 大ホール(堺区)で開催された。(主催 在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館、共催 認定特定非営利活動法人 日越堺友好協会、特定非営利活動法人 堺国際交流協会)

ベトナムの世界的ヴァイオリニスト ブイ・コン・ズイ氏も素晴らしい演奏を聞かせて頂きました。

ベトナム国立交響楽団の首席指揮者で音楽監督も務める指揮者 本名徹次氏(ベトナム国立交響楽団)、ヴァイオリニスト ブイ・コン・ズイ氏(ベトナム国立音楽アカデミーのコンサート活動部門副学長、ベトナムコネクション音楽祭事務局長)、ベトナム国立交響楽団の楽団員4名がベトナムから参加、日本からは堺を拠点に活動する大阪交響楽団が出演、ベトナム国歌「進軍歌 ティエン・クアン・カ」、君が代、ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61、ベートーヴェン 交響曲第5番 「運命」作品67を演奏、会場を埋め尽くした来場者は大きな拍手が贈り、それぞれ両国の友情の深まりを祝いました。

コンサートに合わせて来日したベトナム ファム・クアン・ヒュウ外務副大臣(左から3人目)が永藤英機堺市長(右から3人目)を表敬訪問した(4月5日)。

ベトナム ビンディン省副知事と特別会議

さらなる交流推進を確認

ビンディン省副知事と加藤浩輔理事長による特別会談

堺を拠点に日本とベトナムの友好促進に基づく交流活動を進める認定特定非営利活動法人 日越堺友好協会の加藤浩輔理事長は9月、同協会が日本における総合窓口となっているベトナムビンディン省を訪れ、同省のグエン・トゥアン・タイン副知事と特別会談を行ました。
 会談でタイン副知事は日越堺友好協会とベトナム政府が共同で進める、水産業発展(現地で電気ショッカーを用いた最新鋭漁獲処理システム)、ベトナムでの桜苗木の育成事業(同協会から1000本寄贈、ベトナム人スタッフが育成)、錦鯉飼育・ニシキゴイセンターの運営などを高く評価、加藤理事長に感謝の意を述べられました。

ベトナムで故 加藤均前理事長の花祭壇が祀られている

高い技術で水揚げ処理された新鮮なマグロの試食会などが行われる「マグロフェスティバル」の開催も12月に予定されています。
 さらにタイン副知事からは、技能実習生、留学生の受け入れや、日本企業の投資促進などへの協力要請がありました。また、同省と友好都市提携を結ぶ泉佐野市とで昨年から進められている小学生児童絵画の交換交流などについても話し合われました。
 加藤理事長は「今後ますます、相互で発展できるよう交流を続けていきたい」と答えました。
 ティエン・フン寺院(ビンディン省アンニョン市)に7月に逝去した故 加藤均前理事長の花祭壇が祀られ、党書記をはじめ多くの国民が参り、冥福を祈っていました。

日越堺友好協会 加藤均理事長 ベトナムチン首相と再会

吉野町とビンディン省 同意書締結を協力

日越堺友好協会の加藤均理事長は11月25日、ベトナム政府団の訪日にあわせてホテルニューオータニ東京で開催された「ベトナム投資カンファレンス」に出席しました。訪日に際して、奈良県吉野町とビンディン省ヴィンタイン県との友好交流関係樹立に関する同意書が締結される中、日越堺友好協会は、ビンディン省に対する桜苗木の支援事業に関する確認を行いました。

 ファム・ミン・チン首相と2017年8月、日越友好関係の強化のための訪日(当時 ベトナム共産党中央組織委員長・日越友好議員会長)以来の再会もを果たし、改めて親睦を深めました。

ベトナム社会主義共和国 ファム・ミン・チン首相(右)と加藤均理事長